日が長くなり、春キャンプの時期が到来してきました。
キャンプを始めてみたい方、初心者の方は必要な道具は何か・・・注意しなければいけない点はあるか・・・
色々疑問や心配事があると思います。
ここでは主にファミリーキャンプ向けに必要な情報をご紹介します。
キャンプと言えばまず、学生時代や免許を取得して早々に、海にバーべーキューへ行ったりしたことがある方は多いのではないかと思います。
出かけ先でバーベキューをすることは既にデイキャンプと言えるでしょう。
若いころは仲間やグループで海キャンプも流行ったと思いますが、道具などは最低限のもので楽しみ方も、ワイワイ騒ぐことがメインだったのはないでしょうか。
今回ご紹介するのは、主にファミリー層を対象としたキャンプで、必要な道具、道具の選び方、キャンプ場選び、現地での過ごし方に焦点を当てていきます。
今回はその前編で必要な道具と道具の選び方をご紹介します。
目次
1.必要な道具
2.道具の選び方
1.必要な道具
キャンプ場や寝泊りする場所により必要となる道具は変わりますが、今後もキャンプをするという前提で必要となる道具をご紹介します。
必要となる道具8点(メイン道具)
・テント
・タープ
・バーベキューコンロ(炭・網・焚き付け・火ばさみ・軍手・ライター)
・クーラーボックス
・テーブル
・チェア
・ランタン(ランタン立て)
・寝袋
上記8点は今後のキャンプライフにおいても必要となるので、是非揃えたい道具です。
キャンプ場によって併設のバーベキュースペースやオートサイトなどはテーブル、チェアが設置されている場所もあるので、一度に揃えるのが厳しい場合は、そういうキャンプ場を選んでもよいでしょうが、雨天時は濡れているので気を付けましょう。
キャンプ場では併設のBBQスペースで料理を楽しむよりも断然、自分たちのサイトやスペースで料理を楽しむ方が心置きなく楽しめるので、最初からバーベキューコンロは用意することをおすすめします。
また、バンガローやコテージを借りてキャンプをする場合、テントは不要ですが寝具がないところは寝袋を用意した方がいいです。タープは天候等により左右されますが、ファミリーキャンパーでは子供もいるので、雨や日差し除けにもなり、スクリーンタープだと寒さや虫よけにも効果があるため必須道具となっています。
これらの道具を全て一度に用意するとなると金銭的に結構かかりますが、キャンプではどれも必要となる道具なので、お金に余裕があるのなら是非揃えておきたいところです。
家にあるモノで用意できる道具(サブ及び消耗品類)
・食器類(割り箸・皿・コップ・トング)
・調理器具(包丁・必要に応じてフライパン等)
・調味料
・必要に応じてガスコンロ
・必要に応じてゴミ袋
必要となる道具8点を揃えると金額が結構かかるので、少しでも抑えるなら家にあるガスコンロでバーベキューコンロの代用ができます。
ただ、キャンプは雰囲気を楽しむことも醍醐味なので、代用はおすすめはしませんが併用は全然アリです。
キャンプでは食器類・調理器具類・調味料などが必要になります。
家にある食器類を持っていく場合は、食器洗剤も必要になり食洗後、乾かすことも考慮しますが、初めてのキャンプは紙コップ・紙皿の方が時間と手間を省けるのでよいと思います。
また、キャンプ場によってはセンターハウスで有料ゴミ袋を販売しており、購入してキャンプ場内のゴミ捨て場に置いていくこともできます。
ゴミを置いていけないキャンプ場もありますので、ゴミ袋を持参しましょう。
2.道具の選び方
道具は用途により様々な種類がありますが、最終的には金額を考慮して目的や好みにより選ぶことになります。
ここでは金額が高く1度購入すると買い直すことが困難なテントとタープに焦点を当て選び方を説明します。
テント
テントはキャンプ場での寝室で、寝泊りできる目安の定員が表記されていることから、定員オーバーな寝泊りとならない限り問題ないです。
手持ち品などの荷物を持ち込んで寝るので「意外と狭いのでは」と思うかもしれませんが、慣れれば問題ありませんし、頭側か足側にスペースができるので敢えてワンサイズ大きくするといったことは必要ないでしょう。
テントでは便利な機能として、ランタンを吊るせるランタンフックや換気機能で結露対策になるベンチレーション機能を有するテントや最近はほぼ付いていますが前室のあるテントがおすすめです。
種類
テントは細かく分けるとデザイン性含め様々なテントがありますが、大きく分けてスタンダード型、テントとタープが1つとなった一体型、ワンタッチ式に分けることができます。
この3種類についてそれぞれの特徴をご紹介します。
スタンダードなテント(ドーム型)

出典:コールマン
一番よく見かけるテントがこのスタンダードなテントです。
このテントはドーム型ですが、形は違えどポールを布に通して組み立てるのがテントの大半を占めるので、ここではそれらをスタンダート型とします。
スタンダード型ということで、このタイプのテントが全ての基準になります。
そのため、安定感は抜群だと思いますが、安価なテントは種類にかかわらず評価が分かれます。
テントをどれにしていいかわからない方は、テントの便利機能が付いている耐水圧が1500mm以上のものを選ぶようにしましょう。
テントとタープが一体となった一体型

出典:コールマン
最近増えてきた2ルームオールインワンモデルです。
タープとテントが一体型となっており、リビングと寝室が1つに合体したという感じでしょうか。
メリット
・リビングから寝室まで移動がない
・プライベート感を味わえる
・設営と撤収が一度で済む
デメリット
・サイトによっては大きくて張れない
・設営に時間を要する
・雨の後干すのが大変
ワンタッチ型

出典:DOD
骨組みと布が一体となっており、ワンタッチ傘と同じ構造でワンタッチで建てられるテントです。
ワンタッチテントは4人~5人定員の大きめのテントがあまりなかったのですが、最近は4人~5人定員のテントも増えてきました。
類似のポップアップテントは小さいお子さんがいる家庭では馴染みあるテントと思いますが、デイキャンプ以外のキャンプではおすすめしません。
ポップアップテントは雨風に弱く、前室がないものも多いので、宿泊するキャンプでは不向きとなります。
メリット
・設営と撤収が超簡単
・設営に時間がかからないため時間を有効利用できる
デメリット
・骨組みと布が一体のため、骨組みが折れた場合、部分交換ができない
・ワンタッチ構造により少し重量がある
テントをネットでしらべる
タープ
キャンプのリビングとなるタープですが、こちらも様々な種類、タイプのものがありますが、今回は初心者及びファミリー層向けのスクリーンタープをご紹介します。
スクリーンタープは、簡単にいうとテントの床の布がない、側と天井を囲った構造で、その中にテーブルやチェア、荷物を持ち込んで過ごすリビング的な居住スペースです。
夏にも冬にも対応できるよう、側はフルオープン、メッシュ構造、フルクローズにできるものが大半でどんなシーンにも対応できるのが特徴です。
プライベートな空間でプライバシーも守れることから、ファミリー層でキャンプといえば、スクリーンタープかテントとタープが一体となったタイプのものがキャンプ場では大半ですが、テントとタープが一体となったタイプはテントでご紹介したので省略し、スクリーンタープのタイプ別をご紹介します。
スタンダート型
一番よく見かけるのがこのスタンダードなタープです。
このタープはドーム型ですが、トルネード型など形は様々で、ポールを布に通して組み立てるのはテントと同じです。
タープの形が複雑になるほど設営や撤去に少し時間を要しますが、テントのようにインナーがないのでテントほど設営に手間がかかりません。
タープの大半はこのスタンダート型となります。
スクリーンタープ選びは、夏の暑い日にフルオープンにすることが出来て、虫よけにメッシュ構造があり雨や寒い日にはフルクローズにできる商品がよいです。
キャノピーは雰囲気も出て日よけになるためありがたい機能です。
ワンタッチ型
骨組みと布が一体となっており、ワンタッチ傘と同じ構造でワンタッチで建てられるテントと同じ構造のタープです。
メリット及びデメリットはテントのワンタッチ型を参照ください。
管理人の初期のキャンプで使用していたテントとタープはスタンダード型でしたが、時間の有効化を重要視していたので今はワンタッチ式を使っています。
キャンプでは自分なりの手間を楽しむものですが、自分の場合はテントとタープではなく別な部分に手間をかけて楽しんでいます。
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