管理人こはくです。
キャンプには必須のランタンや、あれば便利なバーナー、トーチをご紹介します。
ランタンは燃料が電池式のLEDなどが増えていますが、キャンプ場ではガスやガソリンを燃料とするランタンはあたたかみのある風流と言えるでしょう。
今回、ご紹介する3点の共通点は「火」を使うことで、燃料をガスボンベ(カセットボンベ)に統一し、いろいろお金のかかるキャンプでコスパを重視しつつも、利便性が良くキャンプ場で過ごす空間の雰囲気を保つアイテムになっています。
キャンプでは火が必須
みなさんご存じの通り、キャンプでは火が欠かせません。
炭を起こすのにも火が必要になります。
花火であればライターで十分ですが、キャンプ飯には炭や薪を起こさなければならず、その炭や薪を起こすのに火を起こす焚付やトーチが必要です。
また、朝食は炭を起こしてもすぐにチェックアウトの時間になるため、火を扱わないキャンパーや炭は起こさないけどバーナー等の火で朝食を調理するキャンパーもいることでしょう。
ランタンは乾電池や充電式バッテリーを燃料とするLEDなどの商品が増えていますが、キャンプ場では炎の明かりを好み雰囲気を満喫するうえでマントルの炎によるガスやガソリンのランタンは今も変わらずキャンパーから愛されている商品です。
キャンプで「火」を扱う代表的なアイテムである「ランタン」、「バーナー」、「トーチ」ですが、これらの燃料がなんと汎用性が高くコスパに優れているガスボンベで統一することができるのです。
因みにガスボンベはCB缶と言われ、どこでも手に入り値段も100円で購入できるコスパに優れたガスで、ガス缶にはOD缶(アウトドア缶)と言われるアウトドア用品に用いる缶もありますが、こちらはアウトドア用品店やホームセンターでの入手に限られ値段も高い缶となっています。
ガスボンベ(カセットボンベ)は皆さんご存じの通り、家庭で使うガスコンロ(カセットコンロ)に使う燃料でキャンプ場でも見かけるアイテムです。
これからご紹介するガスボンベを燃料とする3つのアイテムを管理人は「ガスボンベ3種の神器」と呼んでいます。
(笑)
このガスボンベ3種の神器だと1回のキャンプで使用する燃料(ガスボンベ)は1.5缶が目安になります。
金額にすると150円(税抜)でしょうか。
コスパ最強ですねぇ~!
管理人は3種の神器と、OD缶を燃料とするガスランタンも所持していますが、OD缶のガスランタンは1回のキャンプで約1000円(税抜)になります。
ランタンの燃料だけで1000円と3種の神器(3点)で150円のコストは、シーズンを通すと相当の差になりますよね。
これからキャンプグッツを揃える方、買い替え等を検討している方はご参考にしてみてはいかがでしょうか。
ガスボンベ3種の神器
1.ガスランタン SOTO ST-233
ガスボンベ(CB缶)を燃料とするガスランランは一択です。
その商品は、SOTO(ソト)の製品でフォールディングランタンST-233になります。
●寸法直径136×高さ375mm(使用時)、直径136×高さ225mm(収納時)●重量1.3kg(本体のみ)●照度※660ルクス(230W相当)ST-760使用時、550ルクス(210W相当)ST-700使用時●使用燃料SOTO製品専用容器(CB缶)●使用時間約3.0時間(ST-760使用)、約3.5時間(ST-700使用時)●点火方式圧電点火方式●材質本体ケース:樹脂、ハーフスクリーンホヤ:耐熱ガラス、ヘッドカバー:スチール(耐熱塗装)、燃焼塔・フレーム:ステンレス●付属品マントル1枚備考ボンベは別売です。
写真はST-233になりますが、この商品の簡単なメリットとデメリットをご説明します。
メリット
ブースター機能搭載
ガスランタンにしては比較的安価(近年値段が上昇している)で、一番重宝する機能がパワーブースター機能で、ドロップダウンを防ぎ安定した光量が持続する点です。
パワーブースタ―が装備されているといっても使用特に作業はなく、ランタンの本体にガスボンベを挿入するのですが、本体に銅板が内蔵されておりその熱でガスボンベのドロップダウンを防ぎます。
通常ガスは燃焼を続けるとガス缶が燃料成分(液化ブタン等)により冷えて気化しにくくなり、安定した光量が持続できなくなります。
これが厄介なドロップダウン現象です。
ガスボンベ(CB缶)は成分により顕著で、外気が20℃あっても2、3時間も燃焼しているとガス缶が冷えドロップダウンが起こり必要な光量が得られないこともあるので、ガスボンベ用のランタンはパワーブースター機能が装備されているものしかオススメしません。
SOTOの似た商品で、パワーブースタ―機能がなく、ランタングローブ(ホヤ)に虫が寄りにくい加工がされていないST-213という商品があり、2020年3月で製造が終了しましたが商品自体まだ出回っているので間違わないように気をつけましょう。
トータルパッケージでの満足度
ランタンで手軽といえば、乾電池や電気で充電するバッテリー式のランタンがあります。
これらのランタンは火を使わず小さなお子さんがいるファミキャン層では安全性から好まれるランタンと思いますが、キャンプだからこそ「炎」にこわだり雰囲気を楽しむキャンパーもたくさんいます。
手軽さでいえば電池式や充電式に敵いませんが、ガスランタンもとても手軽でマントルの空焚きなど事前準備はありますが、それ以外はワンタッチでランタンを付けることができ、ソフトケースにはマントルの予備を入れるポケットもありキャンパーとしての雰囲気を兼ね備えたランタンでいて、コスパ最強です。
ST-233のマントルは他製品より安価で、このマントルは持ちも良く2,3年交換しなくても問題ありませんでした。
当然、空焚きや保管により寿命は変わりますが、丈夫で持ちの良いイメージは変わりません。
また、このランタンはランタングローブ(ホヤ)に虫が寄りにくい加工がされガラスが半分オレンジ色になっていますが、管理人はその機能を重宝しておらず検証はしていませんが機能として備えています。
なお、メーカーの製品仕様ではガスボンベ1つでの使用時間は3時間半程度と表記されていますが、使用感としては100円均一等で販売されている安価なガスボンベで4時間程度くらいです。
デメリット
光量が少し足りない
デメリットという程ではないのですが、100円均一等で打っている安価なガスボンベを燃料としているためメインランタンとしては光量が少し足りないと感じます。
光量の感じ方は人それぞれで、満足する人もいれば管理人同様少し足りないと感じる方もいるでしょう。
ガスボンベでも成分のよい少し高いものがメーカーから発売されアウトドア用品店やホームセンターで販売されていますが、そのガスボンベを使用すると光量は230W相当までに明るくなるみたいです。
このランタンをメインランタンにして、サブランタンでLEDランタンを持っていくのもよいと思います。

以前グローブが割れたのでユニフレームのグローブを使用しています。
2.レギュレーターストーブ ST-310
この商品もSOTO(ソト)の商品で、商品名が「ストーブ」となっているので、ストーブとして使用できるのでしょうが、ゴトクが本体と一体になっているのでお湯を鍋で沸かすことも調理することもできるバーナーになっています。
●外形寸法幅166X奥行142X高さ110mm(使用時・本体のみ)
幅140X奥行70X高さ110mm(収納時)●重量350g(本体のみ) ●発熱量※12.9kW(2,500kcal/h)●使用時間※2約1.5時間(ST-760 1本使用時)●使用容器SOTO製品専用容器(ST-760、ST-700)●点火方式圧電点火方式●材質バーナー・器具栓つまみ:ステンレス、ボンベホルダー・点火スイッチ:樹脂●付属品収納ポーチ備考ボンベは別売です。
上の写真がガスバーナーのレギュレーターストーブ ST-310になりますが、この商品はデメリットがありません。
携帯バーナーは火とガスボンベを離して安全性を高めますが、離すのにホースを用いる商品も多く、管理人はホースの劣化やドロップダウンが気になっていたところこの商品と出会いました。
コスパ重視の燃料をガスボンベで統一したアイテムで、ガスバーナーはこのST-310一択ではなく好みでよいと思いますが、ST-310はワンタッチで火が付く等使用して気に入っている点を上げてみます。
・火力が強い
・手間がかからず手軽
・携帯性に優れている
・ドロップダウンしない
・収納ポーチが付いている
・値段が安価(近年値上している)
3.トーチ
トーチ(トーチバーナー)は炭や焚火の薪を起こす上であれば便利なキャンプグッツで、所持している方も多いと思います。
自己制約の中でやるキャンプは醍醐味なので、焚付で火を起こしたり、火打石から火を起こすキャンパーもいますが、ガスボンベ3種の神器からの観点で手軽で安価なトーチも備えとしておすすめします。
まとめ
ガスボンベ3種の神器をご紹介しました。
3つのアイテムの紹介というよりは、燃料をガスボンベで統一しコスパ重視の観点で記事にしています。
管理人は8年程3種の神器を使用していますが、今も現役で活躍しています。
キャンプアイテムは揃えるのも楽しく、使用するのも楽しい2重の嬉しさがありますよね。
ガスボンベは手軽さやコスパの良さがありますので、そこにフォーカスしてみるのもキャンプの楽しみの1つといえるでしょう。